国会リポート


政局ばかりの報道が目立ちますが、政策にも目を向けて民主党を見てください。
                                    2001年12月17日(月)

 今年最後のひまわりニュースになりました。国会が閉会して、朝、近くの公園などウォーキングができる日が
増えました。23区のはずれなので薄氷が張り、霜が降りる朝が多くなりました。国会周辺のいちょう並木が、
まだ黄色の葉をたくさんつけているのも、温暖化の影響かと、ネクストキャビネットの環境大臣としては、思っ
てしまいます。 
 いそがしく、いろいろあった臨時国会が12月7日に終わりました。提出された政府提案の法案は、短時間の
審議で、すべて通るという、この現状をどう考えればよいのでしょうか。とくに、参議院のあり方を見直してい
く必要性を強く感じています。参議院の民主党では、「参議院のあり方を考える勉強会」で話し合いをすすめて
います。ご意見を聞かせてください。民主党のあり方やリーダー像等についても、様々な所でご意見をいただい
ています。 
 国会の終盤で、環境部門として、桜井充議員が中心になって、市民政調の皆さんと作ってきた、シックハウス
症候群を予防するための2法案を民主党として、参議院に提出しました。メディアも、政局ばかりでなく、是非、
政策を報道してほしい、それが議員本来の仕事のはずですから。シックハウス症候群の人は、日本に500万人
くらいいるといわれています。化学物質過敏症で、ひとりひとりが大きさの違うコップをもっていて、あふれる
と症状が出ると考えればよいということです。住居の内装、建材、家具、日用品から発生する化学物質によって、
目やのどの痛み、喘息、イライラ、だるさなどの健康障害を起こします。中には、起き上がることもできず、普
通に生活できなくなる人もいます。原因も治療法もわからず、病気と認定されていないので、治療できる医師は
1人しかいないのが現状です。民主党では、@原因を究明して、いつでもどこでも治療できる体制を作る(先日、
旭川に視察に行った長期滞在型の療養センターも必要)。A屋内の健康被害ゼロをめざす。B子どもたちに安全
な学校を作る(22万人の不登校の子どものうち、どれくらいがシックスクールかわかっていません)。こうし
た政策のうち、まず、予防するために、Aについて、国土交通省の調査でも27%の家が化学物質の基準を超え
ているので、建築物の完了検査の際に化学物質の濃度の測定を義務づける法案を議員立法で提出しました。趣旨
説明のみで、残念ながら廃案になってしまいましたが、通常国会に、また出しなおす予定です。 
 党の税制調査会の副会長のひとりをしていますが、13日に来年度税制についての考え方を発表しました。雇
用・産業・環境に配慮するものです。住宅取得促進税制を廃止し、住宅や教育ローンにかかる利子を所得控除す
る。相続税の課税最低限を現在の9千万円から1億5千万円に引き上げる。また、扶養控除や配偶者特別控除を
廃止・縮小して社会保障の給付に転換する。環境税の早期導入、道路特定財源の2年巻の一般財源化などを盛り
込んでいます。 



政党のあり方、党議拘束について考え続けています。子どもにとっての保育の質を守りたい。    2001年12月3日(月)  早くも師走。臨時国会も7日までで、いつもにも増してあわただしくなっています。1日には、大阪で、意思決定 の場の女性を50%にしようというフィフティーネットのバックアップスクールと、保育所の民営化で子どもにとっ ての保育の質が下がることに反対している高石市をはじめ7つの市の保護者の皆さんの集会に、保育の問題にずっと 関わってきた立場から参加して、国会で疲れていた私を元気にしてもらいました。  9月のテロ以来、政党、党議拘束などについて、ずっと考えてきました。私は、武力で テロはなくならない、昨年 来勉強してきている、国境を越えてひとりひとりの安全、尊厳を守る「人間の安全保障」で、貧困や教育などの分野 で地道に役割を果たすべきだと考え、そのことを主張してきました。テロ特措法は、事前承認がとれず反対にまわる ことになりましたが、自衛隊派遣の基本計画は賛成という党の決定になり、衆議院で21人が反対あるいは棄権し、 参議院では連日それぞれが話し合うなどしましたが7人が党議とは違う投票をしました。私は、思いの近い人が政党 を作り、その力がないと議会運営の場での発言や本会議・委員会での発言時間もとれないという現状の中で、政策を 作るなど私が議員として託されている仕事をするために、党議には従うべきだと考え、賛成しました。政党の数があ るから、例えば児童福祉法の改正でも、法文の修正や必要な附帯決議をつけるなどができるのです。ひとりの無所属 の議員であれば、自分の意見は貫けますが、必要な仕事ができない、国政では特に、そうなのです。基本計画につい ては、党内の意思統一への運びがていねいでなかったと思います。巨大な与党に対抗できる力を保つために、それぞ れの役割で、しっかり仕事をしていく必要が、今あると思っています。メディアは、ばらばらと批判していますが、 大阪などで市民の方々は、上からの命令で全員が同じ行動をするより、自然で健全だと思ったなど、好意的に受け止 めてくださる意見が多く、ちょっと ほっとしました。首班指名・予算・外交防衛は党議拘束をかける必要があります が他ははずしてもよいのではない、特に参議院は、もっと個人の意思が反映できるちがったあり方があってよいにで はないかといった議論を平常時に深める必要があると考えています。 政党とは、議員の責任とは、と考え続けている この頃です。  予算委員会でCOP7を受けての温暖化防止への日本の取り組みや、選択的夫婦別姓の 民法改正などについて質問 しました。また、予算と厚生労働委員会で児童福祉法改正について質問に立ちました。今回の改正は、前国会に民主 党が法案を提出した、認可外保育所の届け出制に加えて、保育所の公設民営などが盛り込まれているものです。民営 がいけないといっているのではありませんが、運営費の8割が人件費という中で市場原理を働かせると"子どもにとっ ての保育の質"が下がることが予想されます。保護者が納得せず、大阪府高石市をはじめ各地で反対の声が上がってい ます。提出した与党との間で、もっときつい民営化促進を削除させたり、附帯決議に保護者の理解を得る努力や質の 確保を盛り込み、改正が必要な点もあるので賛成しました。これからも各地の実情をフォローしながら、発言を続け ていくつもりです。保育をはじめ福祉の質のセーフティーネットは、規制改革の中でも、守るべきだと考えています。
COP7で最終合意、育児・介護休業法改正成立、全国女性議員サミット、もりだくさんな半月でした 2001年11月15日 (木)  11月も半ば、先々週の週末に、化学物質過敏症の患者さんのための住宅を視察に行った旭川は、雪も降り空気が きれいでピーンと張り詰めた冷たさでした。11日と12日は、第3回の全国女性議員サミットで南の熊本にいまし た。3年前の青森、昨年の長野に続いて3回目で、全国の女性の地方議員や女性議員を応援し支えている女性たち、 1200人が集まりました。1日目は5時間近くにわたるシンポジウムと懇親会。実行委員の皆さんが、各党からひ とりずつ、呼びたい女性議員に声をかける方式も1回目から同じです。今回は、公明党の青山二三さん、共産党の井 上美代さん、無所属の川田悦子さん、(自由党の小池百合子さんは発熱で欠席)、民主党の私、自民党の清水嘉与子 さん、社民党の東門美津子さんが参加しました。1回目から参加しているのは、私だけで、大変幸せです。「21世 紀の女性の政治参加を考える」をテーマに、いかに女性議員を増やすかについて話し合いました。夜の懇親会、翌日 の分科会と、情報を交換し、元気と知恵を分け合いました。次の開催地は決まりませんでしたが、続けていけるとよ いと思っています。 今月2日には、議員になって3回目の本会議質疑を育児・介護休業法の改正についてしました。子どもの看護休暇が 努力義務ですが盛り込まれたり、育児休業を理由としての不利益取り扱い禁止の対象が広がったり、転勤について家 族の状況への配慮が盛り込まれたり、前進であるにはちがいありません。私たちが提出して、残念ながら衆議院で否 決されてしまった両立支援法では、看護休暇は請求権として位置づけていました。私自身も仕事をしながら3人の男 の子を育ててきて、一番困ったのが、子どもが病気のときです。現在 8%の企業でしか制度がない看護休暇をとれる ように請求権化してほしいという声が強かったのですが、3年後の見直しということしかとれませんでした。育児・介 護休業にとどまらず、女性も男性も能力を発揮して働き、家族と向きあうために、ワークシェアリングが必要です。 そのためには、2人で働いて1.5倍の収入というオランダモデルのように、1時間あたり同じ価値の労働をしたら、 勤務時間や形態にかかわらず、同じ報酬があるという、同一価値労働同一賃金が必要です。働きすぎでの過労死、定 年後3年の寿命、定年離婚などとならないよう、男性が人間らしく生きられるためにも、こうした観点での働き方の 見なおしが必要だと思います。 COP7がようやく最終合意に達し、温暖化防止の京都議定書が来年秋のリオ・プラス10までに発効するよう、 各国が批准していくことになります。日本は、また、削減量を他国と売買できる京都メカニズムの制約などに反対し て、合意を遅らせたとNGOなどから非難されました。発効に向けて、早く批准の意思を明らかにし、国内での削減 の方法を作り上げていかなければなりません。科学的根拠があいまいな森林吸収源に頼らず、人為的に削減していく べきであること。徹底した省エネルギー、再生可能エネルギーの普及、新エネルギーの開発などに取り組む必要があ ります。反対している経済界への対応も急務です。子どもたちの未来に責任をもつためにも必要な地球環境を守るた めに、民主党NC環境大臣として、民主党の政策を示し、川口大臣、小泉総理のリーダーシップを促していきたいと 思っています。
テロ新法に続く、選挙制度改悪は許しません。環境委員会でCOP7について質疑しました。  2001年11月1日(木)  11月になり、秋も深まってきました。週末ごとに、長野県の穂高町、能登半島、補欠選挙の応援で宮城県と、紅葉 が濃くなり、空気も冷たくなっていることを、各地で実感しています。  この臨時国会が始まってから、そのことだけを議論してきたといってもよい、テロ対策特別措置法が、10月29 日の参議院本会議で成立してしまいました。民主党は、基本計画の事前承認と基本計画に必要な経費を明示し、財政 的にもシビリアン・コントロールが発揮できるようにする修正案を提出しましたが、否決されてしまいました。審議 の中で、どこへ、どれ位の規模で、どれだけの期間、自衛隊を派遣するかは、全く明らかになっていません。基本計 画の中で定めるとしているので、国会で事前に承認することは当然だと考えています。あいまいなまま通ってしまっ たので、戦闘行為の認定がむづかしい中での活動地域、武力行使との境界はどこかという武器使用の問題、イージス 艦派遣の是否など、運用していく中で、宿題は山積しています。実際に行うのは、海上補給が中心で、総勢1000 人規模、費用は10億円単位ともいわれていますが、しっかりチェックが必要だと思っています。また、自衛隊法改 正については、防衛秘密をもらした者の罰則強化など、審議があまりされずに参議院に送られ、江田議員などが、政 令をきちんと作らせる、情報公開などを質疑でつめ、党の決定通り賛成ということになりました。それぞれの想いは、 あるのですが、党内で議論を重ねてきて、最後は、党として一致して行動することが大事ということを、どうぞご理 解ください。  テロ特別措置法の事前承認で合意できるところを阻止したり、党利党略の選挙制度改悪を提案したり、公明党のや り方は、許すことはできません。民主主義の根幹の選挙制度を、票がほしい自民と議席がほしい公明が闇取引してい るのです。衆議院の300の小選挙区のうち、民主党が強いところをねらいうちにして、3人区を2つ、2人区を1 2作るという案で、人口などとは全く関係なく恣意的に選んでいます。民主党は、一票の格差の是正を主張し法案も 作っています。マスコミもこぞって批判し、自民党内に反対が多いことなどから、この国会には提出されないことに なり、1年以内ということで先送りになりました。12月に出される一票の格差是正の区割り見直し案も先送りはおかし い。是非、声をあげてください。  10月30日に、環境委員会で、民主党のネクスト環境大臣として、川口順子環境大臣とCOP7を中心に、初め て質疑しました。2002年に、温暖化防止の京都議定書を発効させるために、ボンでの合意を法的文書にまとめる 大切な会議で、マラケシュで11月9日まで開かれています。アメリカが批准しなくても、EUから大幅な譲歩も引 き出していますし、排出量の55%を超える国の批准が必要という点からも、発効のカギを日本が 握っているので、 日本は批准するという意思を早く示すよう求めました。川口大臣からは「2002年の発効に向けて最大限努力する。 アメリカを引き続き説得する。」という答弁しか得られませんでした。排出量取引などの京都メカニズムや森林の吸 収源は人為的削減の補完として使うべきであること、原子力施設からの削減枠の利用について13基を新たに建設す る問題、経団連など経済界の多くは反対していることへの対応、国内の制度、環境税を含めた法整備などの問題につ いて質疑をしました。引き続き取組んでいきます。
これ以上悲劇を生まない現実的な対応とは?日本らしくできる国際貢献を考え続けています。  2001年10月15日(月)  10月も半ば、週末に各地に行くと、紅葉の程度など、たてに長い日本列島を実感します。10月6日に訪れた苫 小牧では、樹木の 紅葉が始まっていて、ナナカマドが美しい赤い実をつけていました。 地域の皆さんが企画した女 性フォーラムで、すてきな女性たちと知り合うことができ、地元の鳩山代表も飛び入りで参加してくれました。  テロ対策特別措置法などへの対応をめぐって、連日、話し合いを続けています。12日の金曜日には、討議の主な 舞台であった外務・安保部門合同会議と、全体の両院議員懇談会で、4時間余りにわたって、それぞれが考え方をぶ つけあいました。このように真摯に討議をしている実情を是非、理解していただきたいと思います。討議では、テロ 対策特別措置法を修正して賛成すべきという意見と、絶対に自衛隊は送ってはいけないので反対という意見など、多 くの議員が意見をたたかわせています。条件つき賛成というのは、基本計画でしか、派遣する自衛隊の規模、どこへ、 どれくらいの期間といった具体的なことは明らかにならないので、国会がしっかり関与するために事前承認が必要、 これははずせないというのが大方の意見で、私もそう考えます。その他、鳩山代表が代表質問であげるなどしている のは、武器・ 弾薬の輸送はしないこと、憲法・周辺事態法の枠内で行うこと、新たな 国連決議などです。  このテロ対策新法への対応の他に、民主党は、テロ撲滅のための中東和平外交・アジア外交を積極的にすすめるこ と、多国間協議での リーダーシップ、難民支援活動などの外交上の取り組み、また、テロ防止関連条約の早期批准、 危機管理体制の充実・強化、在外邦人の 保護策の強化、在日外国人の安全確保などの方針をまとめています。  私の考え方の一端は、別紙、12日付けの東京新聞のインタビュー記事にもあるように、女性や子どもに新たな悲 劇を生まないよう、難民支援などで日本らしい活動をということです。ほんとうに必要なら、憲法の範囲内で自衛隊 が活動することに反対はしません。しかし、小泉総理などの考え方は、とにかく日の丸の旗を見せるために自衛隊を 何が何でも送ろうとしているとしか思えません。自衛隊は、全体のほんの一部で、和平のための話し合いの場を積極 的に作ること、また、難民や、特 に旱魃などで悲惨な状態にあるアフガニスタン国内の人々のために、 食料や医薬 品、衣料などを早急に送ること、軍事攻撃の後のアフガニスタンの復興のため、社会資本整備、教育などのための人 材や資金の援助をすることなど、日本らしくできる支援は、たくさんあるはずです。このニュースの前号で、アフガ ニスタンへの支援は無理だろう、と書きましたが、その後、現地で17年間医療活動をしてこられた中村哲医師や、 現地で活動しているユニセフのフィッシャーさんの話を聞き、NGOや国連のルートで可能であること、このままで は、今年の冬に600万人も餓死 者がでてしまう、難民を生みださないことが重要ということがわかりました。 募 金は、中村医師のベシャワール会、日本ユニセフ協会などで行っています。日本として、ひとりひとりを守るために できることをしていきたい。それと同時に、ほっておけば、与党だけでシビリアン・コントロールのきかない法律を 通してしまう。それに少しでも歯止めをかけることも野党第一党の役目ではないかと考え、眠れぬ夜を過ごしていま す。
テロへの対応は冷静に、新たな悲劇を生まないように 〜新法については、国会でしっかり議論を〜  2001年10月1日(月)  一気に秋になった感じです。選挙後の党の人事で、2年8ケ月にわたって勤めてきた広報委員長から、党のネクス ト・キャビネットの環境大臣になりました。党務の広報委員長としても、できるだけのことはしてきたつもりですが、 今度は政務で、子どもの未来に責任のある政治をしたいと思っていますので、環境はやりがいのある分野だと考えて います。この臨時国会は特に法案はなく、地球温暖化の問題、モロッコで予定されているCOP7での京都議定書の 内容の運用の仕方などについての話し合い、また法施行にあたっての国内の法整備などが、大きなテーマといえます。 また、この国会には、民主党の中で検討してきたシックハウス、シックスクールといった化学物質過敏症を防止する ための法案の提出に向けて努力したいと思っています。長期的には、環境の問題は、ライフスタイルや価値観を子ど ものころから変えていくことが必 要なので、環境教育についても提案していきたいと考えています。  テロへの対応について、民主党の中でも連日、勉強会や討議の場をもっています。また、バラバラだなどというこ としか新聞などは報じてくれませんが、これだけ価値観が多様化している中で、様々な意見を代表する議員がいてあ たりまえで、時間をかけておおいに議論をして、一定の結論を出していくということこそ民主主義の原点だと思いま す。日本の対応については、事件後すぐにテロは許せない、憲法の範囲でできるだけのことはすると、小泉さんがす ぐに出てきて言わなかったこと、その後はかなり前のめりで「戦争」といっているブッシュ大統領に協力の姿勢をあ せって示しすぎです。  テロは決して許されない、国際的な裁きの場でしっかり罰するべきです。報復のための「戦争」をしてテロはなく なるはずがありません。ビンラディンが犯人と特定されたとしても、アフガニスタンの国民が戦争の犠牲になってよ いわけはなく、アフガンで悲劇をさらに生むことは避けなければなりません。テロの原因となた貧困などの解決に日 本としては、人間の安全保障を主張している立場からも力を発揮する方法を考える必要があります。当面、どうする かについては、アメリカの対応も具体的に決まる前に自衛艦を「調査・研究」目的ということでアメリカの艦船の護 衛に出すなど、法的な根拠もないのに、おかしなことです。集団的自衛権を行使するというNATO各国も状況を見 て冷静に対応しているというのに。テロに対応するために、時限立法をするとしても、現在出されている7項目には 疑問があります。周辺事態法でも武力行使と一体化する恐れがあるとしてはずされた武器・弾薬の輸送や戦闘行動と かかわりのある航空機への補給、医療活動が武力行使と一体化する恐れはないのか、新たな 国連決議の必要性など、 国会でしっかり審議しなければならない課題がたくさんあります。現在の法律の中でもできることはあるはずです。 国内の避難民の救済はむずかしいかもしれませんが、国外に出てきた難民のためにキャンプを作り援助をすることな どは、UNHCRへの協力やNGOの活動など、これまでの実績もふまえてできることだと思います。このドサクサ にまぎれて、PKO、PKF、憲法の問題など、時間をかけて検討すべきことを決めてしまおうということは避けな ければならない、冷静に対応すべきと思っています。
参議院の議員派遣で、アジアの3ヶ国を視察しました 〜日本ももっと自信をもつ必要があります〜  2001年9月17日(月)  9月5日から10日間、参議院からの議員派遣で、ITの調査に、マレーシア、シンガポール、香港に行ってきまし た。シンガポールの最終日にアメリカでのテロが発生し、連日CNNを見ながら、アジアは直接関係なく航空機は飛んで いたので、予定どおり視察をしてきました。あのようなテロは防止のしようがないのかもしれませんが、何千という 人が亡くなり、震撼とさせられる事件です。報復で罪のない人たちが命を落とすことのないよう願っています。こう したことで、すぐに、集団的自衛権の話に結びつけようという動きには警戒が必要だと思っています。  さて、前号でお伝えした南アフリカと議員派遣の間、4日間しか日本にいなかったのですが、そのうち2日は、佐 藤敬夫衆議院議員の講演会の女性の会、さつき会の研修で秋田に行ってきました。選挙のとき、選挙対策委員長だっ た佐藤議員と女性の候補者作りを協力したことなどから、私を支える会の支部の第一号を秋田に作ってくださったか らです。研修会では、元気な女性の皆さんと交流会も含めて仲良くなることができました。翌日は、市内で男性の皆 さんと交流する機会も作っていただきました。非拘束式の比例選挙になり、3年後、小宮山洋子と名前を20万〜3 0万は書いていただかないと仕事を続けることができません。大きな組織も資金もない候補者は、前回の選挙で2〜 3万票しかとれませんでした。私が、様々なネットワークを広げていくと同時に、このように、まとまった応援をい ただけることに感謝しています。  9月5日からの議員派遣は、自民党の世耕広成議員、山下英利議員、民主党から私と途中から山本孝史議員と比較 的若い4人でした。それぞれが自分のことは自分でできる議員で、当たり前だと思いますが、手がかからないと大使 館の中には驚いている人もいました。普通の暮らしをしていた人が議員になることで変わってきているのだと思いま す。  ITについては、日本でも口を開けばITといっていますが、基本的な考え方や戦略がしっかりしていず、各省庁が予 算獲得のため、上にITとつけていることが多いような状態です。マレーシアは、まだ電化されていない地域もあるの に、マハティール首相の強力なリーダーシップのもと、政府主導でIT化を進めています。そのために作られた都市、 国民生活に関係の深い多目的カードや遠隔医療、子どもの教育のためのスマートスクールや大学などの様子を、様々 な角度から4日間、たっぷり現場を見たり、関係者の話を聞いたりしました。発展途上だけれど、元気な都市クアラ ルンプールという印象でした。シンガポールは、23区と同じ広さの小さな都市だからできるのだと思いますが、整 備されたIT環境の中で、着々とビジネスに活用しています。人材の育成に力を入れていて、学生たちは真剣な眼で勉 強しています。小学校4年から選別していく試験があり、勉強させすぎへの抵抗からカナダなど海外に移住する人も いるという話でした。40代の教育大臣など大臣も若く話がよくわかりました。香港は2日だけでしたが、中国系の 財閥などがビジネスとして進めているという感じでした。3ヶ国まわって、日本ももっと自信をもってやっていくべ きだと思いました。小泉総理の東アジア訪問がアメリカの事件で延期になったのは残念です。 アジアとの関係は、これから一層重要になると思います。
差別撤廃世界会議のNGOフォーラムのため南アフリカまで行ってきました 2001年9月3日(月)  南アフリカから帰ってきました。8月25日から31日まで「反人種主義・差別撤廃世界会議」のNGOフォーラ ムのため、南アフリカのダーバンまで、NGO(市民活動)の友人たちと行きました。成田からシンガポールで乗り 継ぎ、モーリシャス経由南アフリカのヨハネスブルグへ。国内線でダーバンに着くまで27時間かかりました。ダー バンは、インド洋に面した港町で、現在は冬から春に向かうところで高原のような爽やかな気候でした。治安が悪い と危険情報が出されていましたが、安全なドライバーのマイクロバスをチャーターして移動したので、全員何事もな く帰ってこられました。  この「差別撤廃世界会議」のことは、日本では、あまり報道されていないかと思いますが、国連が主催する21世 紀初の世界会議で、リオの環境会議、北京の女性会議などと並ぶものです。こうした会議では、政府代表とNGOも 参加して国際的なルールを決めます。 今回の会議は、'65年の人種差別撤廃条約の採択、3次にわたる「人種差別 と闘う国連10年」などを再評価して、差別をどうしたら克服できるかを話し合うものです。157ケ国が集まり、 8月31日から9月7日の政府会議で、行動計画や宣言を採択します。日本政府の代表団に、当初は3人位NGOの 代表が入るといわれていましたが、結局、反差別国際運動事務局長の武者小路金武公秀さん1人でした。もう1人予 定されていたアイヌ民族の組織、ウタリ協会の推薦者を外務省が受け入れなかったためです。背景に、鈴木宗雄代議 士の「アイヌ民族同化」発言による理事長辞任があって、推薦者の変更があったためですが、これは問題だと思いま す。  前段のNGOフォーラムには、日本からは約100人が参加しました。共通の目標は、「差別禁止法」の制定、国 内人権救済機関の設置などです。  私は、議員になる以前から活動している政策提言のための全国ネットワーク「北京JAC」の有志たちのグループ で、NGOフォーラムで、討議の場であるワークショップを2日にわたって開いてきました。テーマは「人間の安全 保障とジェンダー」。ジェンダーは、生まれながらの性による差ではなく、私たちが作りあげている性差のこと。人 間の安全保障については、昨年から私も小さな勉強会をしていますが、国の安全保障とは違った視点で、ひとりひと りが安全な生活ができ、尊厳が守られることに焦点をあてたものです。このワークショップは、カナダで勉強してい る友人の羽後静子さんが企画し、日本からの私たちのグループ(8人)がチラシ等の作成、会場設営・運行などを担 当しました。アフリカの各国やカナダ、ヨーロッパからのNGOや国連機関の代表が参加し、人身売買の犠牲者やセ ックス産業で働く女性たち、人種と性の複合差別を受けている人などを救う方法などを話し合いました。私は、日本 が外交の柱のひとつにしようとしている人間の安全保障の基金をNGOやジェンダーの視点を取り入れたものにして いきたいというスピーチをし、12月に横浜で開く「第2回児童の商業的性的搾取に反対する世界会議」で一緒にワ ークショップをすることを提案しました。集まった各国のNGOで、ネットワークを作り、情報交換していくことを 約束し、実りの多いものになりました。  9月17日18時半から、例年通り、私の誕生パーティ−を開きます。お待ちしています。
党改革のため議論をしています。禁煙をめぐるバトルも続行中 2001年8月15日(水)  さしもの暑さも峠を越し、朝夕涼しい風が感じられる日もあります。関東では、少雨のため、利根川水系が取水制 限になったり、少し雨が降って解除されたりしています。お盆の間、私は、選挙戦中に机の上に積みあがった郵便物 や先の国会の資料などの整理をしています。また、25日から差別撤廃の国際会議の前段のNGOフォーラムで、人 間の安全保障のワークショップをしに南アフリカに行くので、その準備などもしています。  選挙の結果を受けて、民主党として、どのようにしていくのか、様々な場で、議論を続けています。小泉旋風の中 で、前の選挙での議席を上回れたことで、何とか踏みとどまったと考えていますが、1人区ではほとんど勝てず得票 率も5%減るなど、反省をして、体制を整えなおさなければ政権交代はできないことは確かです。8月6日の両院議 員総会では、執行部の責任論ばかりが出て、もちろん反省は必要ですが、もっと前向きの建設的な意見が必要という 印象をもちました。翌々日の8日には、充分な時間をとって、両院議員懇談会が開かれ、ここでは体制や政策、広報 など積極的な発言が相次ぎました。このように、開かれた形で、常に議論を重ねることが大切だと思っています。私 はその場でも発言し、この後行われる地域別の話合いには出られないのでペーパーを提出しました。その内容は、@ 選挙戦で暮らしの安心、セーフティーネットを用意しての改革を訴えてきたので、その具体策を雇用・子育て・介護 ・住宅など暮らしに重点を置いて早急にまとめること。A参議院では、今回と前回の選挙で、旧党派ではない、新し い民主党になってから当選した議員が約半数(会派61人中29人)になったので、若い人を能力本位でポストにつ けること。B広報宣伝体制を抜本的に見直し、強化すること。C統一地方選挙などで女性の議員を増やせるよう、女 性を育てる方策を具体化すること。また、対外的に、メディアへの対応も含めて意識的に女性を活用することなどで す。  さて、ニュースなどでご覧になった方もあるかと思いますが、会議の場を禁煙にするかどうかで、民主党内でバト ルになっています。4日間の臨時国会の間に、参議院民主党では、大橋巨泉さんの提案で議員総会は禁煙になりまし た。後日検討してとなりそうなところを、直嶋幹事長が、自分も吸うけれども、この場で禁煙に決めようと断を下し 決定しました。3年前に議員になって一番驚いたのが、各机に灰皿が堂々と置いてあり平気でたばこを吸う議員が多 いことです。灰皿を片づけたり、禁煙マークを持ち歩いていたりしたのですが、この機会に公の場は禁煙にと声をあ げようと、9日の常任幹事会(幹部会)で提案したところ、石井一副代表の強烈な反論にあいました。税金を払って 吸って何が悪い、禁煙になったら被害者だ、席をはなせばよいなどの意見。周りの受動喫煙する人の健康被害や、分 煙するならアクリル版で仕切るくらいしないと意味がない、長時間の会議は5分くらい喫煙タイムを設ければよいな ど、最反論してやりあうことになりました。その模様を新聞が記事にしたので、メールで私の所にデータなどを医師 や医療従事者の方などが送ってくださったり、多くの応援をいただいています。WHOのスローガンは「他人の煙が 命をけずる:受動喫煙をなくそう」です。資料つきで、菅直人幹事長に、禁煙の要望を出しているところです。応援 してください。
参院選、逆風の中、健闘できました。ご支援ありがとうございました。  2001年8月2日(木)    暑い選挙戦が終わりました。参議院選挙の結果を、皆さんは、どのように見ていらっしゃるでしょうか。6月末の 国会閉会の日から連日、全国を応援に走りました。多い日は、5県に行き、同じ候補者のところへ、最高5回入りま した。比例は小泉自民党が多くの議席を獲得したので、厳しい結果でしたが、選挙区は、都議選と同様、複数区の京 都・大阪・兵庫・栃木・埼玉などで共産党に競り勝って議席を獲得できたところが多かったことは、逆風の中、がん ばれた結果だと思います。それにしても、小泉さんの自民党は、やはり強かったです。周りの抵抗勢力は、小泉さん の改革路線を決して支持はしないので、笑って小泉さんと2人で写っているポスターにごまかされないでください。 真の改革の中身は、民主党の議員たちが専門分野をいかして法案として作ってきているのです。と訴えたのですが・・。 小泉改革は、弱者や地方を切り捨てていく、このままでは、弱い立場の国民が痛みを負うことになり、そのためのセ ーフティーネットは、全く用意されていない、民主党は安心のネットを用意して改革をしていくことも話しました。 でも、小泉さんの、とにかく改革をするということばに、賭けてみたい。自民党に最後のチャンスを与えようと考え られた方が多かったのかもしれません。高いといわれた投票率が、実際には56.44%と、前回よりも2.4%低 くなったところに、少しオーラが消えてきた小泉さんに託すことへの躊躇があったのかとも思います。  民主党の主張がわかりにくかったという声もあり、反省するところはしなければいけませんが、野党の場合、メデ ィアの報道量が与党に比べて少なすぎることも大きな問題だと常々思っています。とにかく暴風をともなった猛烈な 小泉台風の中で、せいいっぱい踏ん張った結果22議席が26議席に4議席増えたのですから、よく健闘したといっ てよいと思っています。野党として、小泉改革の実現を迫り、自民党ではできないことを、はっきりさせなければな りません。公認候補では、選挙区で18人、比例代表で8人が当選しました。1人区では、厳しい結果で、野党の選 挙協力にもかかわらず、27選挙区のうち、三重と岩手しか勝てませんでした。支援していた熊本の香山真理子さん は、30万票をいただきましたが、自民党前職に敗れてしまいました。これまで一緒にやってきた女性議員も、岡崎 トミ子さん、和田洋子さんは当選しましたが、石田美栄さん、竹村泰子さんは残念な結果でした。 特に、比例代表は、非拘束名簿式になり、投票される皆さんにとっても、わかりにくく、結局、党名で投票した人が 予想より多く、少しの得票の中で上位の人が当選することになりました。民主党では、8人の当選者のうち、大橋巨 泉さんがトップで、立正佼成会の支援があった佐藤道夫さんの他は、労働組合が支援した人ばかりになりました。せ っかく、比例では政党で一番多くの4割の女性候補を擁立したのに、当選したのは、日教組の神本美恵子さんだけで した。また、市民活動・NPOの代表は、ひとりも当選できず、この制度のおかしさが明らかになりました。各分野の代 表が参議院には必要なので、是非、制度改正の声をあげていきたいと思っています。3年後の私の選挙への準備も、 ひまわりの種まきを徐々にしていくつもりです。
参院選、6年間国政を託す人を中身で、政策で選んでください。〜民主党へのご支援をお願いします〜                                        2001年7月13日(金)  関東甲信越地方は梅雨明け。選挙の応援で走っている身にとっては、雨より晴れていた方がよいのですが、水不足 が心配です。連日の30度を超す日々、街頭宣伝の党の車で皆さんに話をしていると、鉄板焼きになっているような 感じです。連日、3県くらい走っています。暑い中、励ましてくださる皆さんのおかげで、元気で訴えています。  さて、小泉さんの人気は、相変わらずです。読売新聞の調査では、自民党に投票する人が41%、民主党は7%、 でも、小泉さんは応援するが、自民党は応援しないという人も、4割、無党派では62%というあたりに、訴えに耳 を貸してくださる方が逆風といわれるわりには多いことが納得がいく思いもします。朝日新聞の調査では、選挙区で 投票したいのは自民党が24%、民主党は6%ですが、半分の人がまだ決めていないという結果です。小泉内閣の支 持率は77%で、6月の81%より、やや下がりましたが、依然として高いものです。小泉さんのメールマガジン、 210万人を越えたそうですが、税金で、内閣府の職員が運用しているのは、おかしくないでしょうか。また、政府 公報なのに、このメルマガは、選挙中もよいというのも納得いきません。  抵抗勢力の人々が、ゾンビのように存在している自民党では、小泉さんが主張している改革ができるはずがありま せん。総務会をはじめ自民党が納得しないと具体案は出せないので、改革、改革、というばかりで具体的な中身は、 さっぱり見えてこないではないですか。自民党の比例候補の名簿は、官庁や業界を代表する人がずらっと並んだまま。 自民党に投票するということは、抵抗する橋本派などを増やすことになるのですから、投票するとき、よく考えてい ただきたいと思います。民主党の比例の候補は、女性が4割と各政党で最も多く、NPOや子どもを代表し私が支援 している高比良正司さんをはじめ、障害者の代表、環境問題の専門家など、専門分野を持つ市民の代表が集まってい ます。ご支援ください。また、熊本選挙区の香山真理子さんが、女性を支援するWINWINの推薦を受けました。  小泉さん、訪米で、日本が議長国を務めた温暖化防止のための京都議定書への批准を迫ることもできず、アメリカ にすりより、仲介役を期待していたフランスなどでは相手にされませんでした。ニューヨークタイムズなどでも、日 本の暖昧な態度と批判されています。民主党はアメリカがノーでも、批判すべきと主張しています。また、沖縄での 女性暴行事件のとき「そんなにギスギスしないでも担当者がやっている」というのが小泉さんの認識。基地があるこ とで、女性の人権が脅かされているという女性たち、市民の意識とのこの差は明らかです。また、経済財政諮問会議 の改革案など、強い者がより強くなる、競争原理だけが強調され、弱い立場の人への配慮、セーフティーネットが用 意されていません。民主党は、暮らしを安心できるものにすること、子育て・介護・雇用などの安全ネットを一方で 張りながら、改革は期限を切って中身を提示しています。  21世紀最初の国政選挙、6年間国政を託す人を選ぶのですから、アイドルへの人気投票ではありません。どうぞ、 中身で、政策で候補者を政党を選んでください!
「都議選、目標の議席を確保しました。参院選に向けて党をアピールし全国を走ります。」                                         2001年7月2日(月)  梅雨の晴れ間で、東京は30度を超す、むし暑い日が続いています。東京都議選で、お世話になった方、ありがと うございました。私も、終盤国会で国対や委員会の理事をしながら、午後から、また休日は1日中、応援に走り回り ました。東京は電車で動くのが一番早いので、コンピュータの乗り換え案内に従って次々に電車を乗り継いで、1人 の候補者の所に小1時間位、街宣車のマイクで走りながら訴えたり、駅頭や街角でスポット演説をしたり、商店街を 練り歩きして候補者をアピールしたり、可能なかぎり、民主党の候補者と政策を理解してもらうよう動きました。街 での反応は逆風といわれるわりにはよく、その結果、127議席のうち、これまでの13議席から、公認候補だけで 22議席になり、20議席の目標は達成できました。推薦候補が2人当選していて会派を組む予定ですので、そうす ると24議席になり、公明党をぬいて第二党になることができます。多くの選挙区で共産党の候補に競り勝っての当 選でした。民主党の女性都議は、1人から3人に増えました。また、推薦をした東京生活者ネットワークの6人の女 性候補者も全員当選しました。逆風の中、勝利できたといってよい結果だと思います。  しかし、小泉人気で得票率が大幅に減っていることは確かです。朝日新聞の調査では、98年の参院選と00年の 衆院選の比例区での得票率と比較すると、自民党はともに19%から36%に増えました。それに対して、民主党は、 参院選、衆院選とも20%後半の得票率だったものが、今回はほぼ15%にとどまってしまいました。  そこで、参院選に向けて、CM、ポスター、チラシ、新聞広告、街頭ビジョン、政見放送などで、次のような民主 党の考え方をアピールする予定です。CMとポスターは、「チームで改革 活動中!」というキャッチで、福祉の現 場・環境問題のゴミの現場などへ、その分野を専門にする議員が行っているVTR・写真でテンポよく構成し、チー ムリーダーとしての鳩山さん、菅さんが中央で率いているという構図です。小泉さんは一人で改革といっていて自民 党内には多くの抵抗勢力がいますが、民主党は、ひとりひとり改革の具体案を持っているメンバーがチームで、ほん ものの改革をしていくことをメッセージしています。CMを見ていただいた方からは好評です。  訴えている姿勢は、民主党は"すべての人に 公正であるために"、「構造改革」に賛成です。「抵抗勢力」と戦い ます。民主党の改革には、ゆずれない原則があります。それは、「改革にはスピードと中身を」「改革の痛みは責任 の重い人から」「改革にはセーフティーネットを」ということです。民主党の5つの構造改革として「不良債権の最 終処理」「財政構造改革」「特定財源の見直し」「特殊法人・天下り禁止」「機密費改革」があります。また、再就 職、高齢者介護、環境ビジネスなどのセーフティ−ネットを用意しています。さらに、暮らしと環境を」守る7つの 改革として「介護基盤の整備」「緑のダム」「仕事と家庭の両立支援」「地球の温暖化を防ぐ」「凶悪な犯罪を毅然 と処罰する」「食品の安全と信頼」「患者の権利を確立」をあげています。チラシにしてありますので、内容を知り たいとお思いの方は、ご連絡ください。 DV防止法が成立した、この国会も29日に閉会。参院選に向けて、全国を走ります。
都議選、参院選にむけて、候補者や国会の活動にご注目を! 2001年6月15日(金)  紫陽花の色が濃くなってきました。梅雨に入った東京では、1日のどこかで雨が降る日が続いています。6月10日(日) には、旭川での女性キャラバンの帰りに、雷雲を避けるため、新潟→名古屋→浜松の上空を大回りで迂回し、2時間以上 かかって羽田にもどりました。7月末の参院選、今月末の都議選のため、とびまわっています。都議選は、参院選の動向 をみるためにも注目されています。6月15日告示、24日投票です。現在、都議会では127議席のうち、民主党は13議席しか なく第4党です。倍増をめざして33人を公認、東京・生活者ネットワークの候補者など11人を推薦しています。特に女性 議員は、約1割の15人しか都議会にはいません。民主党は、今回、6人の女性候補を公認し、6人を推薦して、全員の当 選をめざし、私が隊長をしている女性キャラバン"女性の元気で日本を変え隊"も応援に入っています。「ほんものの東京 改革」をめざしていますので、どうぞご支援ください。  小泉内閣の支持率は、10日の日経の調査でも5%上昇の85%に、その他の調査でも90%を超えるなど、さらに上がって います。改革への期待、小泉さん、田中真紀子さんのキャラクターなどで、政治に多くの方が関心をもたれたことは、 よいことだと思います。再三訴えているように、中身の政策を具体的にみて、ムードに流されず、しっかり判断してい ただきたい、そのために地道に活動をして情報を提供していきます。  ひとつは、参院選の候補者をみてください。特に比例代表の候補者は、自民党は相変わらず官僚OBが各省庁バラン スをとって多数並び、また業界の代表などで、ふつうの市民代表の姿は、ほとんどみられません。小泉さんが、いくら 改革をジェスチャーたっぷりに語っても、これでは政官業のトライアングルの上に成り立っている自民党は、全く変わ らないではありませんか。このことからも、自民党に投票することが、決して改革にはつながらないことがわかると思 います。これに対して、民主党は、6月15日現在、比例に26人の候補者を擁立しています。働く者の代表の連合のことば かり指摘されますが、このうち15人は様々な分野の専門家、市民の代表です。私は、子ども劇場などNPOの代表とし ての高比良正司さんを支援する議員として動いています。障害をもつ方の代表、環境問題の専門家、税のプロなど、そ れぞれ専門分野をもった候補者に立ってもらっています。また、男女を半々にしたいという強い願いをもって、女性議 員で協力して、6月5日に市民の女性代表として、4人の女性を公認し、女性は11人になっています。子どもの教育などを 訴える石川由美子さん(東京)、クォータ制など男女平等がテーマの神永礼子さん(広島)、障害のあるお子さんをも つ立場から田原すみれさん(熊本)、若い人の立場から31歳の村木弥生さん(東京)の4人で、女性キャラバンで全国を 一緒にまわり、市民と一緒に改革する民主党を訴えます。  また、小泉内閣が唱える改革の中身は、私たち民主党が作っていることを示す、約50本の議員立法(公共事業基本法 案、緑のダム法案、インターネット選挙解禁法案、民法改正法案、危険運転致死傷処罰法案等々)をこの国会に提出又 は準備しています。チームで改革をすすめる民主党を訴えていきます。
民主党は、チームで本物の改革を進めます! 2001年6月1日(金)  早くも6月。このところ、走り梅雨のような天候が続き、紫陽花も色づいてきています。通常国会は、6月29日 の会期末にむけて、自民党の総裁選で約1ヶ月休会同然だった影響もあり、いそがしく委員会等で法案の審議をして います。都議選が、6月15日告示、24日投票、参院選は、7月12日公示、29日投票で、選挙に向けても、女 性候補を1人でも多く擁立するための最後の努力をしていますし、選対企画で広報の方法なども日夜検討していて、 いつもにも増していそがしくしています。  発足から1ヶ月たった小泉内閣、支持率は下がるどころか、さらに上がっています。5月下旬の、毎日・読売・朝 日新聞調査で87%・85%・84%と、どれも発足時より上がっています。ハンセン病の控訴断念や道路特定財源 の見直しなど、ポイントで好感をもたれることを上手にアピールし、それをワイドショーなどが取り上げています。 確かに、日本中、小泉さんは何か変えてくれそう、暗い話はもうたくさん、明るい希望をもちたいということで共感 しているのかと思います。私も小泉さんには好感をもっていますし、本気で改革するなら応援したいと思います。で も、この支持率の高さは、おかしいのではないでしょうか。ハーメルンの笛吹きのネズミのように、小泉さんが笛を 吹いたら、みんな川にでも飛び込んでしまうのではないかとさえ思ってしまいます。  日本は、議員内閣制ですから総理1人で改革を進めることはできません。与党、自民党の野中氏や鈴木宗男氏のい る総務会がよいといわなければできません。選挙までは具体策は出せないので抽象的なことしか小泉さんは言ってな いことにも気がついてください。30日の参院予算委員会での民主党の浅尾慶一郎議員と小泉総理の郵政民営化をめ ぐる質疑でも、小泉さんの考え方と同じ考えで改革を進めようとしているのは民主党で、守旧派の 片山総務大臣と自 民党は反対しているという構図がみごとにわかりました。ただ、そういう場面をワイドショーは写さないのですよね。 チーム民主党は、しっかり政策を準備した 多くの議員がいて、改革をほんとうに進めるのは私たちというメッセージ を自信をもって しっかり出していきたいと考えています。  5月24日に内閣委員会で、大臣所信に対する質疑に立ちました。先日、妊娠できなくなった姉に変わって妹が受 精卵移植を受けて日本で初めて代理出産をした「代理母」の問題をとりあげました。尾身科学技術担当大臣が、総合 科学技術会議の担当大臣として、生殖医療、生命倫理について幅広く議論し、法整備への役割を果たすべき立場にい るのに、国が規制しなくてもよいと発言していることを質しました。厚生省の専門委員会は、「女性は子どもを産む 道具ではない」「代理出産する女性の安全が確保できない」などの理由で禁止するよう結論を出しています。子ども の「母」は、どちらかで裁判が起きているアメリカなどの例もあり、生まれてくる子どもが2人の「母」の間で不安 定になる心配もあります。日本初の長野のケースも代理母になった妹さんの夫との間でも精神的葛藤があり、適切な フォローもされていないようです。厚生労働省では、代理母出産を禁止する法案を 2003年の通常国会に提出する 意向を固めたと報じられています。生殖医療、生命倫理についての幅広い議論を早急に進める必要を、クローン技術 規制法の時に続いて強く感じています。
「小泉総理から改革の具体策は聞けませんでした〜改革の具体策を競います。」 2001年5月15日(月)  5月も半ば、新緑、つつじ、そしてバラも色どりを添えています。国会も、約1ヶ月にわたる自民党の総裁選びで の空白の後、小泉新総理の所信表明、代表質問と続き、衆参の予算委員会のあと、ようやく通常の法案審議にもどり ます。 小泉総理の国会での所信や答弁は、皆さんどのように受け止めていらっしゃるでしょうか。私たち民主党は、 改革を実行するなら、どちらが本物の改革を行えるか、そのスピードも含めて競い合いましょう、といっているので す。小泉さんが本気で改革をすれば、政官業の癒着、利権の構造をこわすことになり、自民党の基盤がなくなるわけ ですから、抵抗は相当大きいはずです。自民党の中にあって本物の改革は無理です。民主党は、CMや新聞の意見広 告などで、「新内閣の改革は、本物か。みんなが注目しています。でも、あの人たちの体質が、心配です。本物の改 革を、すすめます。民主党」と訴え、そのことをわかっていただきたいと思っています。  所信や答弁をみても、自民党内の抵抗のためでしょうが、総裁選のときよりかなりトーンダウンし、これから検討 していくといった言い方で、具体策は、ほとんど小泉さんの口から聞かれませんでした。鳩山代表の質問のときなど、 小泉総理の答弁に、野党席がわき、自民党席が白ける場面も見られました。でも全体を通して、イメージとして改革 を訴える部分はジェスチャーたっぷりに語りますが、経済、外交などは官僚のペーパーを棒読みという、具体策のな さがきわだちました。  トーンダウンしたのは、経済、財政について、総裁選公約では「年間国債発行額を30兆円以下に抑える」としてい たものが、「目標」となっています。 自論の郵政民営化も「2003年に公社化を実現。懇談会を立ち上げ、民営化問題を含めた具体案を提示する」になって います。  民主党は@国債発行額を30兆円以下に制限する法案。A財投機関債に限定する法案。B天下り禁止法案。C公共事 業一括交付金法案。D機密費公表法案などの法案を提出し、本物の改革は民主党が具体策をもっていることを示して いきます。  選択的夫婦別姓制の導入などの民法改正案を、民主、共産、社民3党と無所属などで、5月8日に衆議院に、10日に 参議院に提出しました。法案の主な内容は、○婚姻の際、同姓にするか別姓にするかを選べる。○別姓夫婦の子の姓 は、出生時に決める。○嫡出子と非嫡出子の相続分は同一に。○婚姻適齢を男女とも18歳とする。○再婚禁止期間を、 100日間に短縮、などです。女性の森山真弓法務大臣に是非、積極的に取り組んでほしいので、激励をこめて、11日に 女性議員で大臣室をたずね要望しました。国会答弁では、小泉総理は、各層の意見をきき推移をみながらと、消極的 です。森山さんは、特に11日の参院での答弁では、別姓を選択したいという人の理由を様々な立場から紹介し、私自 身は希望する人が選べるようにしたいと述べています。でも後半では、反対の考え方も国会の中などにあるし、9月の 世論調査の結果をみて検討したいとトーンダウンしてしまっています。党内では推進派の森山さんへの働きかけをし て、前進させましょう。
小泉政権は、ほんものの改革ができるのかしっかり見極めてください 2001年5月7日(月)  連休、皆さんは、どのように過ごされたでしょうか。私は、都議選や参院選の候補予定者の応援で、各地をとびま わっていましたが、いつもより朝がとても早いということがなかったため、少しリフレッシュしました。  小泉新内閣の支持率が、どの調査でも7〜8割台の史上最高になったことが最大の話題になっていることと思いま す。あまりに前の森政権の評判が悪すぎた反動とか、小泉さんなら、何か変えてくれそうというという期待感などが 集まった数字かと思いますが、あまりに高すぎるのも恐いと思っているのは、私だけでしょうか。確かに、はっきり ものを言うし、私も小泉さんには、よい印象をもっています。そして、女性の閣僚を5人、民間から3人、若手も起 用し、脱派閥を貫いた組閣は、みごとといえます。私も、外国の通信社 はじめ各社から取材を受けましたので、この 点は評価します。ただし、それぞれの人が内閣の中で、実力を発揮できるのか、また、小泉内閣が何を実際に変革で きるのか、しっかり見ていきたいと思います、と答えました。看板だけでは困りますし、変革といっている小泉さん から、まだ具体的な変える内容は聞いていないのですから。また、高い支持率を背景に、靖国参拝、憲法改正など、 本来もっているタカ派の主張がまかりとおることも心配です。  民主党は、困っているのではないですか、と多くの方から聞かれます。小泉さんが言っていることは、民主党が主 張してきたことと重なる部分が多いのは事実です。小泉さんは 本気かもしれません。でも、自民党の議員の皆さんは、 本気で改革をすると思われますか。 本気で改革するなら、自分たちがよって立っている基盤を崩すことになるのです。 政官業の癒着、利権を使って便宜をはかり票や金を集める、その仕組みを変えたら、自民党でなくなるのではないで しょうか。当面、参院選までは、人気のある小泉さんにやりたいようにやらせて、支持率をキープし、選挙が終わっ たら「秋にはリベンジだ」と、最大派閥 橋本派の実力者、野中元幹事長が言っているとも報道されています。  私たち民主党は、政治を改革するために現在の民主党を作って、まる3年になります。 しがらみのない、若い議員 や女性の議員など、市民の皆さんと法案を作ったり、党の中で 本気で分権をすすめ、市民主体の社会作りがすすめら れるよう、しっかり準備をしてきて います。この国会にも、約50本の議員立法を用意しています。分権、財政再建 をはじめ、暮らしの安心を政策の中心に据え、仕事と子育ての両立を支援する法案、食の安全を守る ために食品Gメ ンを増員する法案、交通事故など犯罪への刑罰を重くする法案等々です。 野党ですので、一生懸命取り組んでいるこ とが充分伝わらないもどかしさがありますが、「ほんものの改革ができるのは民主党」と確信しています。大統領制で はなく、議員内閣制の日本では、総理がいくら改革しようとしても、与党が反対したらできません。自民党グループと 民主党グループのどちらが、スピーディーに、ほんものの改革ができるか、是非しっかり見極めてください。  連休明けからの代表質問、予算委員会など国会の論戦を通じて、判断していただける材料をせいいっぱい提供したい と考えています。
暴力防止法のフォローなど政策の実現に努めます 〜総裁が変わっても、自民党は変わりません〜                                    2001年4月16日(月)  4月も半ば、東京では、ソメイヨシノはすっかり葉が茂り、八重桜の季節になっています。先日、衆議院の議員会 館のわきに、土筆がたくさん顔を出していました。  連日、自民党の総裁選の話題が新聞でもテレビでも取り上げられ、自民党の支持率が上がっているそうです。でも、 4人が手をあげていますが、相変わらずの派閥の論理で立候補が了承されているではないですか。地方票を全体の3 分の1にとどめたのも、派閥のしめつけがきく部分を温存するためといわれています。誰がなっても現在の自民党で は変わらないと9割の方が思っておいでですので、民主党では、作ってほしいと思われている議員立法作りなどをし っかりして、CMなどを有効に使って訴えていきたいと考えています。  6日に号外でお伝えしたように、3年がかりで作ったDV法(配偶者からの暴力防止法)が成立し、多くの方から、 第一歩として作れたことを評価してくださるメールやお便りを いただいています。6ケ月後施行(予算を伴うものは 平成14年度施行)にむけて、プロジェクトチームでマニュアルを作ろうとしていますし、各地でお話しする機会を 作っていただいたりしています。内閣府の男女共同参画会議の中に、20日に暴力に関する専門調査会が発足すると 聞いています。施行へ向けての準備のチェックや、法律にも盛り込んだ加害者の更生プログラムなどの調査研究と合 わせて、3年後の見直しにむけて状況把握の調査などが必要です。保護命令の申請の際、センターや警察にどれ位の 割合の被害者が行き、公証人の所へはどうだったか。保護命令がどれ位速やかに出されたか。暴力相談支援センター の運用はうまくいっているか。子どもへの接近禁止がないことが問題かどうか。外国人の、特に不法滞在の人につい ては法律がどのように対応しているか等々。こうした実態の調査と見直しの論点を、専門調査会と、作った私たち議 員、市民の皆さんと連携して出していければと思っています。お約束したように、この法律を育てていかなければな りませんから。  先日、内閣委員会で、クローンの問題について、笹川科学技術担当大臣に質問をしました。昨年成立したクローン 技術の規制法が6月に施行されますが、民主党で対案として出したヒト受精胚の作成や利用の規制という、生殖医療 や生命倫理に関する部分がぬけている法律になっています。3年以内の見直しの条項を私たちがつけたので、大臣は 3年以内にそういう問題についても解決していきたいとの答弁でした。そのために重要な役割をもつ内閣府におかれ ている総合科学技術会議の生命倫理専門調査会の会長に、推進派で神戸市に再生医学センターを誘致する責任者であ る、京大医学部の井村裕夫名誉教授が選ばれたことは問題です。また、現在の規制法では、海外で不妊治療を受けて クローン人間を作ることを止めることはできません。この法律も見直しへ向けて検討しなければなりません。  また、昨年の通常国会に議連から提出され廃案にすることができた「少子化社会対策基本法案」が、また、この国 会に提出されようとしています。子育てに夢をもつかどうかは個人の価値観なのに国民の責務になっていたり、不妊 治療が強調されているなど問題のあるものですが、一見よさそうに見えるやっかいな法案です。私たちは、少子化に 国がどこまでかかわるか、基本法はいらず、両立支援など個別法で対応すべきと考えています。
暴力防止法(DV法)成立! 2001年4月6日(金)  「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律」(DV法)が、4月6日の衆議院本会議で可決成立しま した。午前中に、衆議院法務委員会で、私をはじめ発議者である参議院の共生社会調査会の各党議員が答弁をし、委 員会での採決後、本会議に緊急上程され、可決したものです。  もっと審議をつくしてという声もあるのは承知していますが、共生社会調査会の本体で1年審議をし、勉強を続け、 昨年4月に「女性に対する暴力に関するプロジェクトチーム」を作り、30回にわたって審議を続け、超党派の女性議 員が中心になって作り上げてきたものです。不充分な点もありますが、国会情勢が流動的な中、とにかくこの国会で 成立させないと、任期の3年で1テーマという調査会の性格からも、ふり出しにもどってしまうため、ご理解くださ い。3年後の見直し規定をもりこんでありますので、その間、しっかりチェックをして、見直していきたいと考えてい ます。  主な内容は、 ◎前文に、配偶者からの暴力は犯罪であり、暴力を防止し、被害者の保護を図ることは、人権の擁護と男女の平等な  どのために必要であることを規定しています。 ◎国、地方公共団体は、暴力防止、被害者保護の責務を有する。 ◎配偶者暴力相談支援センターは、婦人相談所やその他の施設が機能を果たす。センターでは、相談、カウンセリン  グ、一時保護、自立支援のための情報提供などを行う。一時保護は、センターが行うとともに一時委託しても行う。 ◎被害者の保護のため、暴力を受けている者を発見した者は、センター又は警察官に通報するよう努める。医師など  は守秘義務が課されているが、被害者の意思を尊重しつつ通報できる。 ◎保護命令を設ける。裁判所は被害者の申  立てにより、配偶者に対し、6ヶ月間の接近禁止、2週間の住居からの退去の一方又は両方を命ずることがきる。申  立ては、地方裁判所に提出する。センターか警察に保護を求めた内容などを記載した書面、それがない場合は公証  人の認証を受けた宣誓供述書を添付することにより、速やかな命令が出せるようにする。 違反した者は1年以下の  懲役又は百万円以下の罰金に処する。 取消し、再度の申立てなども規定している。 ◎民間団体に対して必要な援助を行う(一時保護の委託などによって)。 ◎研修、啓発を行うとともに、加害者に対する更生指導の方法などの調査研究を推進する。(内閣府) ◎法施行後3年を目途に検討する。  この法律は、6ヶ月後に施行されますが、予算をともなうセンターなどの部分は、平成14年度に約10億円の経費が 確保できる見込みです。  6日の法務委員会の確認答弁で、センターの保護の対象者としては外国人も対象になること。配偶者(事実婚を含む) からの暴力は身体的暴力と定義しているが、被害者は精神的暴力、性的暴力も含むこと。被害者の家庭への接近禁止が ないが、子ども等の保護は、児童福祉法、児童虐待防止法などで対処されるべき。などの確認を行いました。  この問題に関心をもち、人権救済の新しい法律作りにご協力いただいた皆さんに心から感謝するとともに、充分ご要 望に応えられなかったことについては、3年後の見直しにむけてさらに一緒に努力することをお約束します。
暴力防止法、この国会で成立の見込み 〜超党派の女性で法案を作る第一歩に〜 2001年4月2日(月)  東京の桜は満開ですが、寒さがもどってきていて、お花見には肌寒い日が続いています。  森総理を変えただけでは何も変わらないと皆さんはわかっているのに、自民党の中では、国会開会中にもかかわら ず総裁を誰にするか、いつものように闇の中で動いているようです。その森総理、KSD、機密費、会員権、かけゴ ルフなどのいくつかのKに、さらに国賓主催の行事に欠席のKが加わってしまいました。3月27日の夜、赤坂迎賓 館で開かれたノルウェーのハラルド5世国王主催のレセプションへの出席を急遽とりやめ、自民党森派の議員たちと すし屋で会食をしていたという問題です。腰が痛く治療を受けるまでの間との言い訳ですが、国としての正式のお客 様が答礼として開かれた行事に総理が欠席を、しかも急にするのは異例で、大変失礼なことです。総理としての資質 がないことを改めて明らかにしたともいえます。もう緊張感がないのなら、一刻も早くやめてもらわないと、恥の上 塗りをするだけだと思います。  そのレセプションに、ノルウェーとはNHKの解説委員のときから、お父さんの育児休業など取り上げたり、いろ いろなお付き合いがあったため、私も招かれ行っていました。150人ほどの、弦楽四重奏のコンサートに続いて、 ビュッフェ式の飾らないものでした。ハラルド5世国王は、東京オリンピックのときの旗手も務めたスポーツマンで、 これから2005年の日本との100周年など、交流を深めたいと考えているということでした。  さて、お伝えしている「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律案」は、正式の条文ができ、各党 の党内手続きも整い、4月2日の参議院共生社会調査会で、会長提案として法案を提出することを決定し、おそらく 4日の本会議で参議院は通過する予定です。各党で合意して委員会や調査会として提出した法案は質疑を省略して採 決できるからです。衆議院では、法務委員会で審議されることになると思いますが、こちらも確認答弁を得られ次第、 なるべく速やかに成立させられるよう努めます。現在の 党執行部で了解している法案なので、4月20日過ぎとい われている自民党の総裁交代の前に、なるべく成立させたいと考えています。3年がかりで、ようやく作り上げた法 案ですので、何としても参院選前のこの国会で成立させ、3年後の見直しで、よりよいものにしていきたいと思いま す。法案などが必要な方は、ご連絡ください。  内閣委員会で、大臣所信に対する質疑をしました。内閣委員会は、省庁再編で内閣府の機能が強化されたため、官 房長官、国家公安委員長、行革担当大臣、経済財政担当大臣、科学技術担当大臣の5人の大臣への質疑ができ、第二 の予算委員会ともいえるものにできる可能性のある委員会です。私は、27日に、警察や公安委員会のあり方、男女 共同参画、クローン規制と総合科学技術会議の役割などについて質問しました。今年6月に施行される「クローン技 術規制法」は、生殖医療の観点が欠けているため、海外で不妊治療として日本人のカップルがクローン人間を作るこ とを止めることができません。3年以内の見直しのために大きな役割を果たす総合科学技術会議の専門調査会の会長 に推進派の人が選ばれている問題や、基本政策の総合調整を内閣府で行うべきという点などを質しました。充分な答 えはなかったので、引き続き取り上げていきます。
民主党の広報番組をCSで放送します 〜民主党をわかっていただく作戦展開〜  2001年3月15日(木)  3月に入ったのに、10日を過ぎても東京でも雪が舞うなど、春は足踏みをしているようです。でも狭い我が家の 庭をほとんど占拠している早咲きの桜が数日前に花を開き始めました。森総理の辞めるのに辞めないという答弁を聞 いていると、国会内にいても、何だ、このわけのわからなさはと思うのですから、皆さんの憤りはよくわかります。 森総理本人は、私も傍聴していた予算委員会の答弁で、まだやってほしいという人がいれば総裁選に立候補する可能 性もあるとまで言っています。闇で生まれた総理が、また闇の中で引きずりおろされようとしているのです。ガード 下に捨てられた子のように言わないでほしい、などと、どこで生まれるか子どもは選べないのに、人権感覚の全くな い発言には、改めてうんざりさせられました。海外では、ますますわからないでしょう。海外での日本の評価を、こ れ以上下げないでほしい。日米、日ロの首脳会談など行くべきではないと思います。花道に、などというレベルの問 題ではありません。  こうした自民党の末期的政権に、日本をゆだねておくわけにはいきません。夏の参院選、東京では都議会選にもむ けて、自民党ではだめだけど、民主党もわからないと言われているのを払拭するためにも、広報活動に力を入れてい く体制を強化しています。政策をわかりやすく、生活実感にあったものにしていくのは、もちろん大切なことです。 ネクスト・キャビネットを中心に、民主党が政権をとったら実現できる政策をつめているところです。皆さんからの ご意見を、どうぞ聞かせてください。政策を作っている政調で、ネットで政策募集をしたところ、896通も寄せら れ、その中から、実際に民主党で一緒に法案を作り国会に提出していく取り組みもしています。  党の考え方をわかっていただくには、メディアによる広報が力をもつので、番組やCMの、費用対効果も考えた有 効な使い方も検討しています。その中で、CS(通信衛星)放送で、民主党が番組を月に1本、作って放送することに なりました。ひとつは、「朝日ニュースター」で、3月24日(土)AM10:30〜11:00の番組です。同じ ものを翌日の25日(日)11:30〜12:00「スーパーチャンネル」で再放送します。それぞれ、213万世 帯、307万世帯の視聴可能世帯があります。番組のタイトルは「民主党発! 日本の選択」で、この番組を見てい ただけば、民主党の核になる考え方をわかっていただけるよう製作中です。1回目のメインテーマは「公共事業」で す。どうぞ、CS視聴可能な方は、ご覧ください。また、3月22日21:00〜22:00「国会TV」で、若い 学生さんたちと番組作りをする「民主党のおヘソ」を隔週で放送します。生放送でない週は、「朝日ニュースター」 の再放送をします。1回目は、鳩山代表に若い人たちが挑みます。  民主党では、仕事と家庭の両立を支援する法案を用意しています。政府の育児・介護休業の改正案の対案になるも のです。お父さんがとりやすいように一人の親に7ケ月、2人で現在より2ケ月長い14ケ月取れるようにし、その うちの1ケ月は、お父さんしか取れないようにしてあります。また、育児休業は子が小学校に入るまでに取ればよい ようにする、子の看護休暇を子ひとりにつき年10日、小学校に入るまで取れる、転勤について育児・介護に配慮す るなどの内容です。資料が必要な方は、ご連絡ください。
総理を変えても自民党政権では同じ 公正な社会を作るには政権交代を!  2001年3月1日(木)  2月の末からは、東京では梅の香が漂い、春が近いことを感じる日もあります。一方、政治の世界は、春遠し。な どとは言っていられませんので、国会での真相究明などに努めています。KSDをめぐって、2月26日には額賀前 経済財政担当大臣の衆院政治倫理審査会での審査が行われました。非公開で、偽証をしても罪にならない審査会での 弁明だけですますことはできないので、証人喚問を野党で要求しています。KSDから1500万円もらったものを 秘書が机の引出しに入れていて返した、などという弁明が不自然なことは、誰でもわかるはずです。また、5000 万円をもらい、2200万円の事務所家賃を肩代わりしてもらっていた、村上正邦前参院議員の証人喚問が、28日 に参院予算委員会で行われ、TV中継もされました。皆さんが聞きたかった点について、納得いく証言があったでしょ うか。議員を辞職すればよいということではなく、98年には、約9万9千人分、約2億8千万円の党費を立て替えた と見られていることなど、議席を金で買っていた、自民党の癒着の体質そのものです。  KSD、機密費、えひめ丸事故の対応、ゴルフ会員権、かけゴルフなど、これでもかというほどの森総理。支持率 が10%を切る中で、退陣のさせ方が論じられていますが、政官業癒着、利権体質の自民党政治では、トップが変わっ ても何も変わるはずが、ありません。国会での真相究明、また、民主党が政権をとれば、何が変わるのか、わかりや すくアピールできるよう、広報委員長としても参院選に向けて、フル回転しています。  59号でお伝えした、暴力防止のための「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律案」、詳細は調 整中だった「保護命令」について、詰めることができました。被害者の生命や人権を守るために、何とか法律に入れ ようと、一番努力してきた部分です。  「保護命令」の概要は、◎裁判所は、被害者の申し立てにより、配偶者に対し、6月間の接近禁止、2週間の住居 からの退去を命ずることができる。◎被害者が暴力防止センターか警察に保護等を求めた際の状況や措置の書面か、 それがない場合は、公証人の面前で宣誓の上、認証を受けた供述書が、申し立てには必要。◎裁判所は、速やかに裁 判する。◎命令に違反した者は、1年以下の懲役又は100万円以下の罰金。というものです。先の号でもお伝えし たように、実効性のある刑罰つきの命令を、使い勝手よく出せるようにするには、どうしたらよいかを連日のように 議論してきました。申し立てに公証人は、身近でなさすぎると主張しましたが、新しい枠組みのものを作るのだから、 センター・警察の書面を第一義的にして、ない場合には、やむを得ないということにならざるを得ませんでした。3 年後には見直します。これを要綱にして、各党で承認し(民主党は承認ずみ)、3月末か4月初めには、法案を提出し、 この国会で成立させたいと考えています。  「有害情報から子どもを守るための法律案」を作っています。自民党は、総理や知事が事業者に指導・助言・勧告 できるという「青少年社会環境対策基本法」を用意し、メディアを規制しようとしています。民主党は、水島広子議 員を中心に、子どもの人権を守るために、第三者機関で指針を作るなどの法案を作っているところです。
暴力防止法作りが大詰めです 〜この国会での成立のため努力中〜 2001年2月15日(木)  2月も半ば、少しずつ日暮れの時間が遅くなり、桜の木の中には、堅い芽をもったものも見られるようになりまし た。  現在、参議院の超党派の女性議員を中心としたプロジェクトチームで、暴力防止法案作りが、大詰めをむかえてい ます。参議院の共生社会調査会の下に、昨年の4月に、「女性に対する暴力に関するプロジェクトチーム」を設置す ることができ、私が副座長を務めています。先日、調査会に報告した法律案骨子の概要の主な点は以下のとおりです。 ◎ 法案名は、「配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護に関する法律案」です。 ◎ 前文に、配偶者からの暴力は女性の個人の尊厳を侵害し、両性の平等の実現の障害となるものである。そのため、 配偶者からの暴力の防止及び被害者保護を図るため、この法律を制定すること。などを盛り込みます。 ◎ 国及び地方公共団体の配偶者からの暴力を防止し被害者を保護する責務 ◎ 都道府県は、婦人相談所その他の施設が、配偶者からの暴力相談支援センターとしての機能を果たすようにする。 ◎ 配偶者からの暴力を受けている者を発見した者は、暴力防止センターや警察官に通報するよう努める。配偶者から の暴力相談支援センターは、通報・相談を受けた場合、必要があると認めるときは、被害者・その同伴する家族の一 時保護・一時保護の委託などをする。警察官は、暴力の制止等配偶者からの暴力による被害の発生を防止するために 必要な措置を講ずるよう努める。 ◎ 保護命令を設ける。1.接近禁止命令等を内容とする保護命令制度を創設する。2.裁判所は、加害者の申し立 てにより、加害者に対し被害者への接近を禁止する命令を出せるようにする。3.命令違反には刑罰を科する。(詳 細については、調整中) ◎ 民間シェルターに対する財政上その他の援助についての規定を置く。職務上の関係者に対し必要な研修、教育及 び啓発を行うとともに、加害者更生の方法についての調査研究の推進の規定を置く。  法案作りの中で、一番大きな問題は、被害者の人権を守るためには、接近禁止などの保護命令が是非とも必要です が、法務省、裁判所などの関係機関との協議の中で、刑罰を科すなら、申し立ての要件を厳しくするという形で、実 効性のあるものを、どこまで使い勝手のよさを守りながら作れるかで、検討のポイントになっています。  また、婦人相談所を暴力防止センターとして機能を拡大するとともに、女性センターなどや民間シェルターの一時 保護のための財政支援は、厚生労働省が、委託として予算をつけることで解決しそうです。  刑罰つき(1年以下の懲役又は100万円以下の罰金を考えている)で保護命令違反に対して臨むため、暴力の定義と しては、身体的暴力に限定せざるを得ず、相談や情報提供などについては、精神的暴力も含めるという形になりそう です。  今後の段取りですが、法律案の骨子をさらにプロジェクトチームでつめて、条文を作り上げていくことと並行して、 各党の了解をとっていきます。予算審議が終わり、一般の法案審議に入る頃までには、国会に、法案を提出できるよ う努力しています。ご意見、そして世論喚起をお願いします。
通常国会開会 〜KSD、外交機密費、諫早干拓による 有明海のり被害問題等、 民主党らしさを発揮できるよう努めます〜 2001年2月1日(木)  1月は、暖冬という予報に反して、東京でも雪が3回けっこう積もり、私も雪かきをしました。1月31日に開会 した第151通常国会は、6月には都議選、7月には参院選があるので、与党を追及し、政権交代の必要性を訴える 大切な場になります。  KSD問題では、小山孝雄前参院議員、村上正邦参院議員、額賀前経済財政担当大臣の証人喚問をして、中小企業 経営者を食い物にし、議席や質問、総理の施政方針演説まで金で動かしている自民党の体質などを明らかにしていき ます。また、外務省の外交機密費を前要人外国訪問支援室長が流用していた疑惑は、前室長個人の問題に終わらせる ことなく、会計検査院もチェックできない機密費が、内閣官房分も合わせて約72億円もあるという驚くべき事実が あり、構造的な問題として、しっかり追及し、改善させなければなりません。  こうした問題より、ある意味では大きな問題だと受け止めているのが、諫早湾干拓の影響としか考えられない、有 明海ののり被害の問題です。自然とともに生きることを考慮せず、利権構造の下で自民党政権が行ってきた公共事業 のツケがまわってきた、自然からしっぺ返しを受けているとしか思えません。今年度の有明海ののりの生産枚数は、 前年の52%に減っています。ケイ藻やプランクトンの発生で、のりが黄色くなり(黄色い涙ともいわれている)、 商品にならず廃棄しているということです。民主党で設置した対策本部で農水省と水産庁からヒアリングしたところ、 諫早湾干拓開始の前後で水質も潮流も変わっていないという納得のいかない説明しかありません。水産庁長官が、干 拓を推進してきた農水省の元構造改善局長では、そのデータをそのまま信用するわけにはいきません。  1月27日に、大荒れの天候の中、菅直人対策本部長、佐藤謙一郎副本部長、原口一博事務局長、私を含めて13人 の国会議員や4つの県連の代表などが、船で現地を視察しました。その後、自民党が民主党の集会には出るなと圧力 をかけたにもかかわらず、多くの漁民の皆さんが集まってくださり、対話集会を行いました。「40年、海に潜って いるが、諫早干拓のしめきり後、明らかに潮の流れが変わっている」「水門をあけるだけでなく、堤防をなくしてほ しい」「海の上ののり、下の貝や魚、カキも全滅してしまったのは、諫早の汚水、赤潮の影響としか考えられない」 「海は生きている。もとにもどせば、宝の海がもどってくる」などの生の声を聞くことができました。  漁民の皆さんへの補償と、今年のたねつけに間に合うよう、湾内のヘドロなどを取り除いて水門を開けること、漁 民の皆さんともに調査を行うことなどを話合いました。農地としても防災のためといっても説得力のない、諫早湾干 拓事業の中止の方向での見直しを民主党では選挙公約にもしています。皆さんと一緒に公共事業を見直していく、厳 しい実例として有明海・諫早湾干拓問題に取り組んでいきます。  私は、現在取り組んでいるDV防止法、仕事と家庭の両立支援法、もちろん民法改正にも力を入れていきたいと思 っています。この151通常国会では、内閣委員会の理事、行政監視委員会委員、共生調査会理事を務めることにな っています。情報をできるだけお届けしますので、ご意見をお願いします。 (メールで配信してよい方は、ご連絡ください)。
参院選、都議選で勝って、政権交代を! 〜今年も、国会で実現したいことが、たくさんあります〜 2001年1月15日(月)  新しい年、新しい世紀を、どのように迎えられたでしょうか。昨年暮に、新年号のニュースレターを発行して、ち ょっと安心していたことと、年末年始も、参院選の候補者擁立のため動いていたことなどから、2週に1回必ず発送 してきたFAX通信、間があいてしまったことを、まずお詫びいたします。いそがしくしていたとはいっても、年末 年始は、もう大きくなった息子たち(26歳、23歳、19歳)と過ごす時間もあり、例年どおり黒豆、きんとん、 錦玉子なども作って、少しはゆっくりすることができました。  新しい世紀は、これまで女性たちが比較的もっていた、しなやかさ、多様な価値観を認め合う柔軟性、自然ととも に生きることなどが重要になってくると確信しています。そうしたことからも、"女性の元気が日本を変える"のキャ ッチコピーで公募などもした昨年の衆院選と同じように、今年の参院選にも、何とかひとりでも多くの女性を、そし て市民代表をと、候補者擁立のため働いていますが、今回は、非常にむずかしいのが現状です。選挙区も全県一区と なるため、様々な関係から、衆議院の小選挙区のように志のある人が落下傘候補でとは、いきません。特に、女性を 増やすために必要な仕組みの比例区の制度が改悪された影響が大きいといえます。これまでは、党が名簿の上位にし ますからということで立候補を決意していただけました。ところが、非拘束名簿式になって、政党または個人に投票 した得票の総数で、各政党の議席が決まり、個人としては得票の多い順に当選が決まっていく方式になったため、当 選を約束する担保がないのです。どの政党も候補者作りが難航しているようですが、特に、地盤・看板・かばんがな くても志のある候補者を立て、当選させてきた民主党にとっては、制度改悪としか言いようがありません。統一地方 選挙、衆議院選挙と続いてきた、女性の当選者が増える傾向にもストップがかかってしまいかねません。そうした中 でも、よい候補者に立ってもらえるよう、日々努力しています。何としても、参院選で与党を破って、選挙制度を変 えなくてはなりません。  今年、国会で是非、実現したいことは、たくさんあります。通常国会では、女性に対する暴力防止法を成立させな ければと思っています。参議院の共生社会調査会の下に作った超党派のプロジェクトチームで、法案の骨子を昨年中 にとりまとめ、法制局で要綱の形に する作業中です。今月末か来月初めまでには、関係省庁と詰める作業をし、各党 に持ち帰る状態になったところで、記者発表、NGOの皆さんとの意見交換などをしたいと考えています。内容をご 報告できる状態になり次第、FAX通信でもお知らせします。  夫婦別姓の選択制などの民法改正も、ねじを巻きなおして是非前進させたいと考えています。NGOの皆さんの間 でも、民法改正情報ネットワークが新たに作られ、「mネット通信」(FAX03−3519−8630、e-mail:m net@news.email.ne.jp)も発行されています。税制や年金などを個人単位にすること、持ちたい人が安心して子ども を持てるよう仕事との両立支援の法律を作ること、保育の充実や教育の問題など。そして、国の安全保障から、ひと りひとりの生命、暮らし、尊厳などを守る、人間の安全保障を充実することなど、たくさんのことの実現に努めたい と思っています。(Eメールでの配信をご希望の方はアドレスをお知らせください)。
2000年の国会報告